SSブログ

ローテンブルク - 観光とクリスマスマーケット [南ドイツ]

Rotenburg ob der Tauber
970年頃に貴族によって創設され、13世紀に繁栄。17世紀の三十年戦争で衰退した後は、第二次世界大戦で町の約4割が焼失。今では中世の美しい町の姿が忠実に再現され、城壁をくぐり抜けるとタイムスリップしたような気持ちにさせてくれる、ローテンブルク。

列車でNuremberg→Ansbach(アンスバッハ)→Steinach(シュタイナハ)と乗り継ぎRotenburg ob der Tauber(ローテンブルク オプ デア タウバー)到着。
乗り継ぎ時間はどちらの駅も4分で、ドイツ語もわからないし大丈夫かな?と思っていましたが、観光客らしき乗客も多く(アジア人が大半)、心配はありませんでした。
1.jpg

駅から旧市街のレーダー門までの道は、12月ということもあり霜がかかっていました。通り過ぎる車の屋根とボンネットにも霜が残ったまま、、、
2.jpg

レーダー門 - Rödertor -
駅から一番近い門に10分ほどで到着。この奥が旧市街です。三角の屋根がカワイイ☆
3.jpg

門の看板。見てもよくわからないのが、私には旅行をしていて楽しいうちの一つです。
4.jpg

くぐり抜けた内側には、城壁へ上がれる階段が。当時は監視と税関の役割があったそうです。
5.jpg

城壁へ上がるのは後回しに、町の中心地へ向かっていると、所々に可愛い脇道♡
       6.jpg

ガイドブックで良く見るマルクス塔が入った風景。カラフルな建物がカワイ過ぎです。
7.jpg

マルクス塔をくぐりぬけると、クリスマスムードに。
8.jpg

楽しみにしていた一つ、可愛い看板の数々。
9.jpg10.jpg
12.jpg11.jpg

本場に来るまで我慢して食べなかったシュネーバル!
       13.jpg
※シュネーバル: ひも状に延ばした小麦粉の生地を丸めて油で揚げ、粉砂糖をかけたもの。見た目が雪の球のようなところからシュネーバル(スノーボール)と名が付いたそう。味はチョコレートがけなど、色々な種類があります。

クリスマスのウィンドウの飾り付けは、温かい気持ちになります。
14.jpg

この町で最も美しいと言われている場所へ。Audiがある風景が絵になるのもさすが本場!
15.jpg

イタリアで見るのとは違ったカラフル感のある風景です。
       16.jpg

プレーンライン - Plönlein -
木組みの建物と塔の構図がローテンブルクで最も美しい景色と言われている場所。
左へ行くとシュピタール門、右へ行くとタウバー渓谷。
17.jpg

まずは、コボルツェラー門を出てタウバー渓谷への坂道を下りました。帰りが心配になるほど下ります。
18.jpg

駅から旧市街へ入ると全く気付かなかったのですが、コボルツェラー門から城壁を出るとグイグイと坂を下ります。
19.jpg

ドッペル橋(二重橋) - Doppelbrüke -
タウバー渓谷にあるタウバー川にかかるローマ風の石造りの橋。
ローテンブルク オプ デア タウバーが、タウバー川の上方のローテンブルクと言う意味であることをリアルに感じれる場所でした。
20.jpg

渓谷を後に城壁に上るため、シュピタール門目指して戻ります。所々に気になる細い階段が。
       21.jpg

旧市街の中を歩いていると、時々目にする城壁にある通路。
22.jpg

町の南にあるシュピタール門に到着。門は地図で見ると瓢箪のような形になっています。
24.jpg

門を抜けて外に出ると、木製の橋が架かっていました。
23.jpg

門の中に入れたので階段を上ってみると、意外と広くて驚きました。
25.jpg

車が一台通れるほどの広さです。
26.jpg

大砲を入れるには、それくらい広くないといけないということですね。
27.jpg

城壁の通路へは、いったん門の外に出て上がります。始めの城壁は1172年に作られ、今の形になったのは14世紀だそうです。
28.jpg

第二次世界大戦で被害を受けた城壁や町は、世界中からの寄付金で修復されたそうです。
       29.jpg

城壁の通路から旧市街の景色。民家がギリギリの位置に建っている場所も。あまりにも可愛い町並みを見て、守らなくては!という当時の人達の気持ちが少し分かるような気がしました。
30.jpg

レーダー門まで降りれないと思っていたら、途中で階段があったので降りました。
       31.jpg

民家を抜けると聖ヨハニス教会の近くに出てきました。
32.jpg

マルクト広場 - Marktplatz -
ゴシック様式の市庁舎の横に大きな広場。
33.jpg
塔がある白い建物は市庁舎。
高さ60mほどの塔へ上りました。だんだんと狭くなり、階段も急になっていきました。
34.jpg35.jpg
36.jpg37.jpg
頂上に出る寸前にお金を払うのですが、その場所は2~3人立つくらいの狭さ。外に出る階段は大人一人で上るのが精いっぱいで、前にいた人が片足で止まったまま叫んでいました^^

塔からの景色を観るよりも、狭過ぎて、雨が上がった後で足元が濡れていて、風がヒューヒュー吹いているので、リアルに地上が見える高さに高所好きとは言え、少し恐かったです。
0.jpg

落ち着いてみると、景色が綺麗です☆
39.jpg

さっきいた二重橋が中心より左に小さく見えていました。
38.jpg

おもちゃ箱を開けたようなメルヘンな市街が一望(*^^*)
40.jpg

眼下には、仕掛け時計が修復中の市議宴会館。
41.jpg

塔を下りてマルクト広場に出ると、広場の中心にツリーがあり、それを囲うようにクリスマスマーケットがオープンしていました。
42.jpg

聖ヤコプ教会の脇には、子供用の小さな遊園地が。
43.jpg

ローテンブルクソーセージの屋台を発見!
44.jpg

迷わずゲット!長いままではなく三等分に切ってパンに挟んで渡されました。でも長い^^
45.jpg

そうすると当然喉が渇き、マトリョーシカの可愛い看板のお店に足が惹かれ、、、
46.jpg

グリューワインをゲット♪ 
47.jpg

お腹が満たされた後は、お買い物にテディベア専門店。クリスマスバージョンのテディ♡
       48.jpg

一年中クリスマスのお店ケーテ・ヴォールファールトには、大きなくるみ割り人形。ミュージアムにも入りましたが店内は撮影禁止でした。
55.jpg

お店前の道路にプレゼントをたくさん乗せた車が停車中。
50.jpg

ブルク門へ向かう途中には、テディの形をした看板。
51.jpg

ブルク門 - Burgtor -
町の西にある門で、出ると公園があります。季節がらお花が咲いてなくて閑散としていました。
52.jpg

休憩
ルートヴィヒ・バイスバールト - Ludwing Beisbart -
パン屋を表すプリッツェル型のカワイイ看板をかかげるこのお店には、シュネーバルのミニサイズが食べれるとのことで訪れました。聖ヤコプ教会の斜め前にあります。
       53.jpg

ミニはお腹にちょうど良いサイズ。揚げた春巻きの皮に粉砂糖がかかった感じでした。手で割って食べるのよ、と説明を受け、割ってみましたが、コツがわからずボロボロに(笑) 珈琲がインスタントだったのがちょっと残念ですが、優しい店主さんでした。
54.jpg

人里離れた町だけあって、知らないうちにタイムスリップして童話の中に飛び込んでしまったかのように感じれる町でした。駅前にちょっとしたショッピングセンターがあるので、時間に余裕を持って駅まで戻り、そこで買い物をして電車に乗りました。

次は他の国のクリスマスを後回しに、ミュシャが好きで訪れたプラハをアップしたいと思います。

旅の参考文献
   
nice!(30)  コメント(6) 
共通テーマ:旅行

nice! 30

コメント 6

kuwachan

ローテンブルク、ツアーで行ったので塔に上ったり、
タウバー渓谷に下りる時間がなかったのが本当に残念(>_<)
お写真を拝見していて、また行きたくなってしまいました^^
by kuwachan (2014-03-02 18:45) 

pi

> kuwachan サマ
ローテンブルクへは、ツアーで周る方が時間は効率的に使えて便利ですね^^
塔は、今まで上った中で一番狭かったです。
タウバー渓谷は、門を出て見た瞬間止めようかと考えるほど下りていくのですが、一味違った景色が見れて良かったです。そして私以外、誰もいませんでした(笑)
by pi (2014-03-03 00:11) 

ユミ

わーー^^私もここでシュネーバル食べました~♪♪
そして同じくボロボロになった記憶が・・・笑
難しいですよね(^^;)

by ユミ (2014-03-22 23:17) 

luckystream

ドイツってもうちょっと質実剛健なイメージでしたが、
こんなカラフルで可愛い町もあるんですね。
城塞なのにこの色合い、ギャップがまたいいなぁ。
すごく行ってみたくなりました。

by luckystream (2014-03-30 22:25) 

pi

> ユミさま
キャ~、同じ所へ行ってますねー(・∀・)
奥に長いお店!
シュネーバル、綺麗に食べてる人を見てみたいものです(*^^*)

by pi (2014-04-04 22:02) 

pi

> luckystreamサマ
ローテンブルクは特別カワイかったかもしれません。
都市は違いますが、グリム童話発祥がドイツなのもわかる気がしました。
国土が広いので、次はまた雰囲気が異なる北の方へも行ってみたいと思いました^^
by pi (2014-04-06 00:49) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。