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アルハンブラ - 敷地内 (アンダルシア州) [南スペイン]

アルハンブラ - La Alhambra -
8世紀から約800年間続いたイスラム支配終焉の地グラナダの小高い丘に建つ、アルハンブラ。
アルハンブラの丘のもっとも高い場所にチケット売り場があります。
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エントランスを抜けると、宮殿はどこ?と思うような広く長いお庭を目にします。
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訪れるまでイメージがわきませんでしたが、とにかく広大な敷地でした。

ヘネラリーフェ離宮 - Generalife -
1319年に建てられた王族の夏の避暑地として造営。イスラム・スペイン様式を代表する庭園は、レコンキスタ後から20世紀初頭までは個人の所有だったそうです。
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別名で「水の宮殿」と言われる離宮は、北アフリカの砂漠からアンダルシアへやってきたイスラム教徒のオアシスの強い憧れから、噴水や水路がたくさん施されています。
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いたるところで目にする噴水や水路は、ネバタ山脈からの雪解け水が引かれ無駄のない設計。
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緑で作られた高い壁や、、、
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緑の屋根。とても癒される場所です。
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アセキア - Patio de la Acequia -
イスラム建築は、建物の大きさと比べて入口が小さいなぁと思うことが多かったりします。
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アキセアの中庭
噴水は、土地の高低差を利用し、水の勢いで吹きあがるように設計されたイスラム独特の方法。
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涼しげなシルエットで暑さが紛れ、視覚の演出も大事だと思いました。
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コーランに描かれた楽園をモデルとしてつくられ、「建築師の庭」とも呼ばれています。
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中庭から少し上がった奥のエリアもたくさんの噴水で驚きました。さすがアキセア(水路)の中庭。
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目下にはグラナダ最古の町並みが残る、イスラム教徒の居住地だったアルバイシン方面。
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高台からの庭園の眺め。とっても広い別荘です。
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どこへ移動しても噴水があり、マイナスイオンが飛び交ってます。
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花で囲まれたアーケードが続く通路で、またまた癒されました。
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グラナダの猫ちゃんは細身。
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アルハンブラへ水を引くために造られた水路橋を通り、チノス坂を目下にナスル朝宮殿(アルハンブラ宮殿)エリアへ向かいます。
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宮殿までの道のりは人の2倍はある緑の壁で覆われていました。気分はむしろラビリンスです。
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結構歩きます。
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カルロス5世宮殿 - Palacio de Carlos Ⅴ -
建築好きのスペイン国王カルロス5世がグラナダを首都にしようと未来に描き建てた宮殿。
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四角い建物に丸い中庭をもつ、ルネッサンス様式の建物。
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サンタ・マリア教会 - Iglesia de Santa Maria -
モスクのあった場所に、カルロス5世宮殿の一部として建てられた教会。
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パラドール内を歩く新婚カップル。新婦のドレスはワンショルダー。
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次はPALACIOS NAZARIES (ナスル朝宮殿)、いわゆるアルハンブラ宮殿です。
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旅の参考文献
    

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グラナダ (アンダルシア州) [南スペイン]

Granada
イスラム教徒によるイベリア支配の拠点として繁栄した、グラナダ。
いろいろな場所でアラビアンな空気を感じ取れ、独特な雰囲気を醸し出している町です。

マラガのバスターミナル
マラガからグラナダまでは、直行バスで向かいました。
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山道を越え、約2時間ほどでグラナダのバスターミナルに到着。
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グラナダのバスターミナル
市内から少し離れた場所にあるので、市バスに乗り換えて移動。
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約10分ほどで中心地に到着。バスの中から覘いてわかりやすかったカテドラル前で降りました。
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レコンキスタ後にモスクのあった場所に建てられたカテドラル脇の通りを過ぎ、イスラム時代のマーケット跡「アルカイセリア」へ。
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アルカイセリア
掃除の行き届いたメディナという感じで、細い路地にお店が立ち並んでいます。
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アラビアンなお土産物店が多かったです。
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サカティン通りなど、細長い通りが縦横につづき、ボーッと歩いていると見落としそうな入口です。
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近代的なお店が並ぶ通りは道幅も広く、人で賑わっていました。
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アルカイセリアを通り抜けると、ビブランブラ広場という開けた場所に出てきます。
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レイジェス・カトリコス通り
バスが走る大通り。歩道ではなく、道路にテントが貼られていたのが印象的でした。
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イサベル・ラ・カトリカ広場
アルハンブラの麓にある広場で、ここからアルハンブラまでは、登り坂が続きます。
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広場の噴水前に、あきらかに女装している人発見。周りの集団は同じTシャツを着ていました。
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カルデリア・ヌエバ通り
モロッコ雑貨店やレストランがある通りです。
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ちょっとした坂道になっている通りで、アルカイセリアより人もお店も少なめでした。
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レイジェス・カトリコス通りへ戻ると、アラビアンに代わってヨーロピアンな空気が流れていました。
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アルハンブラへ歩いていく場合は、ここから約2kmクネクネした道を登り続けます。
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食事
お目当てのメニューを求めてカルデリア・ヌエバ通りのモロッコ料理店へ。昼間でも暗い店内。
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モロッコへ行ってから何かと飲みたくなるミントティー♪
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必ず食べると決めていたクスクス。見た目は素朴でも、味は美味しかったです(≧▽≦)
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次は、アルハンブラです。

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マラガ - アルカサバ (アンダルシア州) [南スペイン]

Alcazaba
町を防御したり住民から王族を守るために設計されたイスラム教徒が残した城塞、アルカサバ。

11世紀中期に、古代ローマの要塞跡に建設されました。
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入口を抜けると高い塀にアラビックな門が迎えてくれます。
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ローマ統治時代の石碑を発見。ローマ軍好きとしては少しテンションが上がりました。
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何度門をくぐっても、また門が迎えてくれます。
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小さな扉もアラビアン。塀は階段も足場も狭く、、、
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こんな看板が。 汗の絵も付け加えたいところです。
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丘すべてが城塞になっているのですが、想定外に広い敷地でした。
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海から近い高台にアルカサバはあり、ほどよい眺望が楽しめます。
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とっても高い砦。攻めれそうにありません、、、
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イスラム建築によく見かける、真ん中にある水路と、
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ところどころで見かける噴水。こちらは魚バージョン。
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お庭は緑が多く、綺麗に手入れされたお庭を、噴水の音を聴きながら歩くのが心地よかったです。
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坂道をゆっくり登り続けること約10分、やっと宮殿に近付きました。
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脇にある出入口ですが、シルエットが綺麗でした。
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海の反対側は旧市街が一望でき、大きなカテドラルは一目でわかります。
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ちなみにカテドラルの塔は二つ建つ予定でしたが、資金不足での中断により、一つだけになってしまっているそうです。そうきくと、少し淋しげな感じに見えました。

宮殿内は、アルハンブラやメスキータを思わせるような内装でウットリ。
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雰囲気から モロッコで泊まったリヤド を思い出したりして、またモロッコへも行きたくなりました。
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いくつかある中庭。奥には中庭を眺めるベンチのような空間があります。
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食器の装飾は海が近いからか、ブルー系の色合いで爽やかです☆
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座るだけなのですが、ちょっとした装飾が施されていてかわいらしい空間でした。
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そんなベンチから眺める中庭は、イスラム建築でよく目にする池と噴水が別設計。
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その天井は真っ赤で、幾何学模様。
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アルカサバの裏(宮殿下)の出入口からは、エレベーターで上がり下がりできます。
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またまた新婚カップルが撮影中。今回は新婦も白のスーツでした。
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思っていたより見応えがあったアルカサバ。
ますますアルハンブラ宮殿へ行くのが楽しみになった場所でした。

次は、グラナダです。

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マラガ - 旧市街 (アンダルシア州) [南スペイン]

Malaga
スペイン南部に位置するアンダルシア地方コスタ・デル・ソルの中心都市、マラガ。

飛行機で乗り換えのバルセロナからマラガへの出発までは3時間待ち。バルセロナにいるなら魅力のある建築物に触れておきたいなぁと思い、市内に立ち寄りつつ向かいました。

とりあえずバルセロナに来たならサグラダファミリアの進捗確認。
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右上の松ぼっくりみたいな屋根は前回なかったなような、、、画像中心部あたりで4/19に放火があったと News で知りショックでした、、、そしてそのNews画像を見て、松ぼっくり屋根と思っていた部分は、建築の足場だったと再認識。

 **********  ガウディだけではないバルセロナ  **********
 サン・パウ病院
 生前はカウディより有名だった、リュイス・ドメネク・イ・ムンタネー(通称:ドメネク)の傑作。
 サグラダファミリアから一駅で歩ける距離なので、門から本部棟の外観を眺めました。
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 病院というより、音楽学校みたいです。全病室48棟の外壁も浮き彫りやモザイクで装飾されて
 いるそう。入院患者の心を癒していることでしょう。

 カタルーニャ音楽堂
 旧市街に19世紀初期に建設された、ドメネクの最高傑作。
 未だ中へ入ったことはありませんが、外観だけでも素敵らしいので、中はもっとステキなんだ
 と想定。再来するのが楽しみです。
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 赤煉瓦に装飾を施すという発想もステキですが、その装飾が美しいのが更にステキでした。

 密集した建物の中に所狭しと建っているので、全体像が写せません、、、
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 ただの角で終わらせず、デザインを隅までいかしているところが芸術家魂を感じます。
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 急ぎ足でしたが、さすが世界遺産。チラ見でも来てよかったと思った瞬間でした。

渋滞を想定し時間に余裕を持って空港へ。搭乗口へ向かったら1時間遅れとのこと。。。
「同じゲートから1時間後に出発します」と係りの方が言ったので、空港内をブラブラして時間を潰し、やっと出発したのは2時間半後の違うゲートから。。。係りの対応の適当さは、過去にもスペイン各地で体験していたので、なんだか”お約束”になってきました(^^ゞ
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マラガ旧市街
アラメダ・プリンシパル通りという大通り。シエスタ中なのか、閑散としていました。  
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マルケス・デ・ラリオス通りという遊歩道は日よけで覆われていて、涼しげな外観でした。
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脇道に入ると迷路のようですが、カフェやレストランが点在しています。
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クネクネした路地を歩くのも楽しみの一つだったりします。
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お土産物店もあり、通路の脇にはゴミ箱も設置されていて綺麗な町でした。
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マルケス・デ・ラリオス通りにある、コンスティトゥシオン広場。
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そして各地で何度も目にする新婚カップルが、路地を優雅に歩いていました。
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旧市街の中にあるカテドラル周辺は緑に囲まれていました。
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カテドラル - Catedral -
16世紀に建設が始まり、資金不足のため18世紀中ごろに中断。2世紀にまたがった建築は、ゴシック⇒ルネッサンス⇒バロックなど、さまざまな様式が融合しています。
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美しい祭壇とシャンデリア。辺りが暗いので、光の美しさが際立っていました。
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天井はものすごく高く、暗い聖堂内の上部ではステンドグラスも光っていました。
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天井も綺麗な装飾が刻まれていて、首が痛くなるまで見上げ続けてしまいます。
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食事
スペインに来たら、ハモンイベリコ♪ 生ハムの中で一番好きな種類です。
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海辺の町なのでツナサラダをオーダー。
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あっさりとしたエビときのこのソテー マッシュポテトのせ。
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食後に欠かさないコーヒー[ハート] 同時に入れるか、一つずつ入れるか、、、
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コスタ・デル・ソルの玄関口でピカソの出身地でもあるマラガは、前から気になっていた町の一つなので個人的には歩いているだけで楽しかったです。

次は、マラガのアルカサバです。

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