トレド <前半> (カスティーリャ=ラ・マンチャ州) [スペイン]
■ Toledo
560年に西ゴート王国の首都になりスペイン・カトリックの聖都、トレド。
マドリッドから約70km南に位置し、15世紀までは政治・経済・文化の重要な拠点でした。
アトーチャ駅からトレド駅までノンストップで約30分の電車で向かいました。
あっと言う間にトレド駅に到着。構内はイスラムチックな内装です。
美しい駅から旧市街までは、徒歩で約20分、バスで10分ほど。
旧市街は天然の城塞都市と言われるほど、入り組んだ道の高台にそびえ建っています。
タホ川には地震や台風が起きる国の者として少しドキドキする場所に家があったりします。
トレドにキターーーという景色。
遠くから眺めているだけでウットリする街です。
旧市街の中は通りが狭いため、バスの乗り入れはアルカサバ前までです。
街の中心、ソコドベール広場前の建物。
「ドン・キ・ホーテ」の作家であるミゲル・デ・セルバンテスの像がキリッと立っています。
旧市街の通りは、私好みの狭くて坂が続く道♪
● カテドラル - Catedral -
スペイン・カトリックの総本山で、大司教座のある街にふさわしい大聖堂を建立しようと1226年に着工し、1493年に主要部が成したスペイン・ゴシック様式。
内部は5廊式で22の礼拝堂があります。
金色の鉄柵で囲まれた中央礼拝堂の祭壇。
柵の一番高い所にキリストが飾られていて、その柵もとてもステキな装飾でした。
レタベル
祭壇の後方にある、つい立のこと。キリストの生涯の20場面が木彫りで描かれ色付けされていて、彫刻はヨーロッパ各地の芸術家27人の共同制作だそうです。この裏に、このカテドラルの見どころであるトランスパレンテがあります。
トランスパレンテ
祭壇の聖櫃に光が当たらないということで、つい立に穴を空けて光を取りこむ際に、つい立裏にバロック調で施された天使が飛躍する彫刻と、、、
さらに礼拝堂に外光を取り入れるため、外壁に大きな明り取りの穴が空けられました。
ナルシソ・トメ作で、意味は透明というトランスパレンテ。大理石製の「最後の晩餐」があります。
大聖堂内で、一番見応えがありました。
高位聖職者が祈りを捧げる祈祷席。左奥が17世紀のパイプオルガンです。
鷲の聖書台。
ところどころにイスラム征服時代のモサラベ建築が混ざっています。
今にも飛び出てきそうな壁や大きな絵が描かれた壁など、見るところがたくさんありキョロキョロしてしまいます。
聖具室
聖杯や祭衣などが保管されている部屋。
歴史を感じるものが数々展示されています。
絵画も多く、エル・グレコ作の「聖衣剥奪」も。
こちらの天井も形から凝っています。見上げなければ気付かない部分まで装飾で埋まっているところがステキです。
年季を感じる王冠や、扉付きの鏡。
聖体顕示台は年一回の聖体祭に外に持ち出され、行列をつくって2時間ほどトレドの町を歩くそうです。
トレドのカテドラルは、私が見てきた大聖堂の中でも上位に入る、ステキな聖堂でした。
(もちろん1位はヴァチカンです^^)
次のトレド後半は、大聖堂にもあったエル・グレコのお家がメインです。
■ 旅の参考文献
560年に西ゴート王国の首都になりスペイン・カトリックの聖都、トレド。
マドリッドから約70km南に位置し、15世紀までは政治・経済・文化の重要な拠点でした。
アトーチャ駅からトレド駅までノンストップで約30分の電車で向かいました。
あっと言う間にトレド駅に到着。構内はイスラムチックな内装です。
美しい駅から旧市街までは、徒歩で約20分、バスで10分ほど。
旧市街は天然の城塞都市と言われるほど、入り組んだ道の高台にそびえ建っています。
タホ川には地震や台風が起きる国の者として少しドキドキする場所に家があったりします。
トレドにキターーーという景色。
遠くから眺めているだけでウットリする街です。
旧市街の中は通りが狭いため、バスの乗り入れはアルカサバ前までです。
街の中心、ソコドベール広場前の建物。
「ドン・キ・ホーテ」の作家であるミゲル・デ・セルバンテスの像がキリッと立っています。
旧市街の通りは、私好みの狭くて坂が続く道♪
● カテドラル - Catedral -
スペイン・カトリックの総本山で、大司教座のある街にふさわしい大聖堂を建立しようと1226年に着工し、1493年に主要部が成したスペイン・ゴシック様式。
内部は5廊式で22の礼拝堂があります。
金色の鉄柵で囲まれた中央礼拝堂の祭壇。
柵の一番高い所にキリストが飾られていて、その柵もとてもステキな装飾でした。
レタベル
祭壇の後方にある、つい立のこと。キリストの生涯の20場面が木彫りで描かれ色付けされていて、彫刻はヨーロッパ各地の芸術家27人の共同制作だそうです。この裏に、このカテドラルの見どころであるトランスパレンテがあります。
トランスパレンテ
祭壇の聖櫃に光が当たらないということで、つい立に穴を空けて光を取りこむ際に、つい立裏にバロック調で施された天使が飛躍する彫刻と、、、
さらに礼拝堂に外光を取り入れるため、外壁に大きな明り取りの穴が空けられました。
ナルシソ・トメ作で、意味は透明というトランスパレンテ。大理石製の「最後の晩餐」があります。
大聖堂内で、一番見応えがありました。
高位聖職者が祈りを捧げる祈祷席。左奥が17世紀のパイプオルガンです。
鷲の聖書台。
ところどころにイスラム征服時代のモサラベ建築が混ざっています。
今にも飛び出てきそうな壁や大きな絵が描かれた壁など、見るところがたくさんありキョロキョロしてしまいます。
聖具室
聖杯や祭衣などが保管されている部屋。
歴史を感じるものが数々展示されています。
絵画も多く、エル・グレコ作の「聖衣剥奪」も。
こちらの天井も形から凝っています。見上げなければ気付かない部分まで装飾で埋まっているところがステキです。
年季を感じる王冠や、扉付きの鏡。
聖体顕示台は年一回の聖体祭に外に持ち出され、行列をつくって2時間ほどトレドの町を歩くそうです。
トレドのカテドラルは、私が見てきた大聖堂の中でも上位に入る、ステキな聖堂でした。
(もちろん1位はヴァチカンです^^)
次のトレド後半は、大聖堂にもあったエル・グレコのお家がメインです。
■ 旅の参考文献
おはようございます。
トレドへは電車で行けるのですね。
私はマドリッドからの現地のバスツアーで行きました。
by kuwachan (2012-01-08 10:25)
素晴らしい街と大聖堂ですね。
トレドは、わが町・奈良市と姉妹都市です(^-^)/
by マチャ (2012-01-08 17:39)
ちょっと離れた場所からの景色、トレド!って雰囲気でいいですね~!
友人にも写真を見せてもらいましたが、やっぱり生で空気を味わってみたい~!!
by ユミ (2012-01-11 19:51)
> kuwachanさま
おはようございます。
電車に乗りたかったので電車にしました!東横線で例えると、渋谷から横浜くらいの時間で着くので、メールチェックをしていたらアっという間でした。
by pi (2012-01-14 07:29)
> マチャさま
素敵な街の中にある大聖堂です☆
せんと君の姉妹都市なんですね!?それを知ってて行ってたら、もう少し親近感が湧いたかもしれません^^
by pi (2012-01-14 07:32)
> ユミさま
スペインも素敵な場所が点在していますが、古都好きの私の中ではトレドはお勧めランキングが高いです☆ 観光客ばかりなので、都心より安心して散策できます(^_-)
by pi (2012-01-14 07:36)
見処満載ですね!
駅の構内も素敵です。お金も時間もかかってるだろうなぁ。
こういう駅舎、日本にも増えるといいのに、と思うのですが。
聖具室、すごく興味をそそられます。
当時からのものですよね。タイムスリップした気分になれそう。
フフフ、違うミゲルさんのご登場ですね~(笑)
by luckystream (2012-01-26 10:28)
> luckystreamさま
駅から始まり、見どころ満載でした!
ヨーロッパエリアは、凝っている駅が多いですね。主要駅は、とてつもなく大きな作りですもんね。蒸気機関車時代の名残でしょうか、、、
聖具室、とてもたくさん展示されていました。
着て記念写真とか撮りたかったです^^
これから像を見かける時は、ミゲルさんかどうかチェックしそうです(笑)
by pi (2012-02-05 14:12)
とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
by 投資の初心者 (2014-05-05 12:13)