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コッツウォルズ (イギリス) [イギリス]

Cotswolds
古英語で「羊小屋のある丘」という意味をもつ、コッツウォルズ。
羊毛産業の集散地として栄え、13~15世紀の中世期にはコッツウォルズ産の羊毛は、高品質のウール製品としてヨーロッパ全域にかけて有名になりました。

ロンドンから西へ200kmの位置にあり、車では2時間30分ほど。この地方は「特別自然美観地域(AONB)」に認定されており、自国の環境維持活動の対象にもなっています。

バイブリー - Bibury -
コッツウォルズのイメージとして一番よく見かける風景は、このエリアです。ウィリアム・モリスが「英国で最も美しい村」と賞賛したことで有名です。
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おとぎの国に迷い込んだかのようでした。

アーリントン・ロウの家 - Arlington Row -
14世紀に造られた建物で、当初は羊小屋・羊毛店だった場所が織工小屋に。現在はナショナル・トラストの管理下です。
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全てが小ぶりな造りで、ロード・オブ・ザ・リングのホビット村を歩いているようでした。
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コルン川の清流の音が静かに響き、長閑な時間が流れていました。
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車がなかったら、タイムスリップしたように思えたかもしれません。
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バーフォ-ド - Burford -
17~18世紀に高値を付けたウールで羊毛産業の富を築いた農民たちが建築した豪華な家や教会が建ち並んでいます。
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特徴ある家々は、床から屋根に至るまで地元で採れたライムストーンを使用して造られています。
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バーフォード教区教会
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閑静なエリアの奥にあるトンガリ屋根の教会は「ウール教会」として地元の人々に広く親しまれています。
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村から村へ移動の途中、ショップやカフェが集まるブロードウェイで休憩。
お茶をしたカフェは、壁紙とカーテンの柄がおそろいの可愛いお店でした。
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オーダーしたのはチャイ。喉がカラカラだったので、体に沁みました。

ボートン・オン・ザ・ウォーター - Bourton on the Water -
コッツウォルズのベニスと呼ばれています。ウィンドラッシュ川が町の中心にあるからだそうです。
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ウィンドラッシュ川に架かった数々の石橋は、車が通れる大きさから人しか渡れない小さな橋まで、いろいろあったのが印象的でした。

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ライムストーンの建物にも、桜は合うんですね。

食事
ウィンドラッシュ川沿いに並ぶレストランに入りました。
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店内は木を基調にしたアットホームな作りでした。

ローストビーフ: 想像していたより硬くなかったお肉。お腹が空いていたので完食でした。
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クリームティー: アフタヌーンティーの簡易版。基本は、紅茶とスコーンのセットをこう呼びます。スコーンの付け合わせのクロテッドクリームがものすごく美味しかったです。
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しばらくハマったクリームティー
ハロッズやフォートナムメイソンのアフタヌーンティーより、コッツウォルズで食したクロテッドクリームが忘れられなくて、日本に戻って再現しようと、いろいろ試しました。その結果、電車男で有名になったベノアのスコーン&中沢フーズのクロテッドクリーム、フォートナムメイソンのアールグレイクラシックの組み合わせがお気に入りです。

コッツウォルズは歴史のある小さな村が点在しているので、ロンドンから日帰りで周遊しようとすると4~6箇所が限度というところです。それぞれの村は似ているようで一つ一つに特徴があるので、どこを訪れても楽しいと思います。時間があれば、日帰りではなく1~2泊してゆっくり周遊したいエリアです。

旅の参考文献
   
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コメント 5

Pace

1枚目の写真からして、タイムスリップしたかのような
気分になりますね(’’)
「英国で最も美しい村」というのにも、素直にうなずけます。
心なしか、カモの立ち姿にも気品を感じます(笑)
桜もあるのですね!薄いピンクが主張しすぎず、風景に
とけ込んでいてステキです♪

”クリームティ”というのは初めて聞きました!
スコーンセットと呼ぶより、断然オシャレですね。

by Pace (2010-02-12 01:15) 

pi

> Paceさま
 私も写真のカモには上品さを感じました^^
 イギリスは訪れる度に緑が豊かで素敵な国だと感じます。

 初めにクリームティーと聞いたときは、ミルクティーか何かの飲み物の名称かと思いました。スコーンを主張せずに、ティを呼び名に入れるところが紅茶文化の国ならでは、というところでしょうか。
 私がハマっただけですが、クロテッドクリームが美味しいから名称にクリームと入れたのかなぁ、なんて勝手な思い込み^^; ロンドン市内で、あまりメニューに見かけないのが残念です。
by pi (2010-02-14 22:40) 

自由人

静かな山あいの村、まるで時間の止まったかのような雰囲気ですね♪
水辺の風景も流れる音だけが、辺りに響くようなイメージ。
粉ひきの水車がどこかにありそうかも?と、想像を巡らせてしまいます。
水辺の風景は、心を落ち着かせる魅力がありますね。
イギリスというと、ロンドンの剛毅なイメージがありますが車で走ると、
のどかな田舎の雰囲気も味わえるのが素敵ですね。
但し、ローストビーフの迫力は素晴らしい!!美味しそうです~(^_^)v

あの~「くまのプーさん」タウンってこちら方面ではなかったでしょうか??
(もし違ってたらすみません・・・)

by 自由人 (2010-02-17 09:45) 

pi

> 自由人さま
 確かに水車を見かけてもおかしくない風景ですが、見かけませんでした。。。
 私が長閑な景色にウットリしてて気付かなかっただけかもしれません。

 一般的にイギリスの食事は、日本人評価は低いですが、
 私が訪れたパブやレストランはどこも美味しかったです。
 (私の味覚に問題が・・・?^^;) 

 くまのプーさん繋がりでは、イングランド南東部のハートフィールドに故郷があります。ロンドンを拠点にするとコッツウォルズとほぼ真逆になります。行ったことはないのですが、ガイドブック情報ではコッツウォルズとはまた違った長閑な風景が楽しめそうな場所のようです。
by pi (2010-02-22 01:19) 

緑のgooスタッフ

お世話になります、緑のgooスタッフ石澤と申します。

日頃より「緑のgoo」をご利用いただき、まことにありがとうございます。
ブログパーツを貼っていただいてるのを拝見し、コメントさせていただきました。


感謝の気持ちを込めてグリーティングカードを用意しましたので、
ぜひご覧いただければ幸いです。

http://clover.green.goo.ne.jp/track/kg839amuY2JJu6Hi2rOV


また、先日新たなブログパーツをリリースしました。

時計機能がついたかわいいパーツですので、
もしご興味いただけましたら、こちらもご利用いただければ幸いです^^


引き続き「緑のgoo」をよろしくお願いいたします。
by 緑のgooスタッフ (2010-03-31 14:18) 

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