ベルリンで休日Ⅳ (ベルリン州) [北ドイツ]
■ Berlin Ⅳ
19世紀中旬頃から博物館や美術館が建てられ、ムゼウムスインゼル(博物館島)と呼ばれるようになったシュプレー川の中州。今回は、その中でも気になっていた紀元前の門が展示されているペルガモン博物館へ訪れました。
博物館の正面が工事中だったため、旧ナショナルギャラリーと旧博物館の間を抜けてペルガモン博物館の裏口へ。奥に見える赤い垂れ幕にペルガモン博物館と書かれています。
● ペルガモン博物館 - Pergamonmuseum -
ペルガモンは紀元前2~1世紀にかけて栄えた古代ギリシャの都市名で、現トルコのベルガマ。
ゼウスの祭壇
19世紀後半にドイツ人がベルガマで発見した古代ヘレニズム期のペルガモン王国の遺跡。
その中にあった「ゼウスの大祭壇」を持ち帰ってきたものが、博物館を入って一番に目に入る場所にあります。
紀元前180~159年のもので、高さ9.66m。装飾はギリシャの神々と巨人たちとの戦いをテーマにしたものが彫り込まれています。
中央にある幅20メートルの大階段を上がった上は、生贄を捧げる場所だったとか、、、
ミレトスの市場門
ミトレスは現トルコの西海岸にあった古代都市。
この市場門は紀元前120年頃のローマ皇帝ハドリアヌス時代のもので、高さは約10m、幅は約30m。いかにもローマっぽい外観です。
模型の赤枠の場所がミレトスの市場門。そのほかのエリアも気になります。
ローマの植民地だけあって、立派なモザイクもありました。
そして、私が見たかったのはコレ♡
イシュタール門
古代国家バビロニアの首都バビロンにあった門は紀元前575年建設。バビロニアは、世界七不思議の一つバビロンの空中庭園やバベルの塔など謎に包まれた都市で、再現したものとは言え、その時代の実物大のモノを目にする事が出来るのはとても感動でした。
イシュタールとは戦いの女神。彼女を守っているのは聖なるライオン。門には青彩釉煉瓦の壁にライオンや、牛、馬、想像上の動物も描かれていて、とても綺麗です。
都市は巨大な壁で囲まれ、100ほどの門があったそうです。空中庭園へ行くには、このイシュタール門をくぐり、辿りついた空中庭園からはバベルの塔が見えていたとか。
巨大な壁は、敵から守るために高いだけではなく、美しいのも魅力です。
こんな感じだったそうです。ステキ!! クノッソス宮殿 も古代ロマンを感じましたが、イシュタール門を見てバビロニアも素敵だと思いました。
手前の通りは「ライオンの行列通り」。実際の通りの幅は20メートル以上、長さは180メートルだったそうです。館内の再現は、その1/3。
こんな高さの壁がある通りの間を歩き、空中庭園へ着いた時はどんな気持ちだったのでしょう。。。
まさにライオンだけの行列。色使いも美しいです。
本場イラクにもレプリカがあったそうですが空爆に遭ったそうです。。。なかなか見れないものが観賞できてよかったです。
名物の他には、ギリシャ、ローマ、中近東の遺跡や発掘品、古美術品が展示されています。
この辺りは新アッシリア。見ているだけでテンションは上がり、想像だけがふくらみます。
サマールの城門にあったライオン。この博物館は色々な門コレクションが楽しめます。
大きな石に彫られた興味深いデザイン。
とても不思議な文字。古代から人は指差ししてたんですね。なんだか親近感が湧きます。
何が仕舞われていたのか気になる鍵付きの箱。
とても繊細な装飾のお皿。
イスラム装飾は細かさに感心してしまいます。
文字がデザインになってる器。何と書かれているのでしょう。お寿司屋さんにある魚の種類の漢字が並んでいる湯呑みたいです。
柄が美しく気品さえ漂う絨毯。
シリアのアレッポ広間の壁。扉は木造。
ムシャッタ宮殿の正面
8世紀のウマイヤ朝で未完成のまま衰退。現在のヨルダンから30kmの所にあり、王の部屋や中庭、モスクなどがあったそうです。
レリーフが繊細過ぎて見入ってしまいます。どんな宮殿だったのかとても気になりました。
○ 食事
アレキサンダープラッツ駅前にギャレリアがあったので、最上階にあったビュッフェスタイルのレストランで野菜を補給しました。お会計は、お皿の大きさではなく重量でした。
腹八分だったのでギャレリアの一階にあったベーカリーでプリッツェル購入^^
イシュタール門は、また観に行きたいほど感動しました。ペルガモン博物館は展示されているものの規模が大きいものが多く、見応えがありました。
次は今年OPENした展望台を目指してロンドンです。
■ 旅の参考文献
19世紀中旬頃から博物館や美術館が建てられ、ムゼウムスインゼル(博物館島)と呼ばれるようになったシュプレー川の中州。今回は、その中でも気になっていた紀元前の門が展示されているペルガモン博物館へ訪れました。
博物館の正面が工事中だったため、旧ナショナルギャラリーと旧博物館の間を抜けてペルガモン博物館の裏口へ。奥に見える赤い垂れ幕にペルガモン博物館と書かれています。
● ペルガモン博物館 - Pergamonmuseum -
ペルガモンは紀元前2~1世紀にかけて栄えた古代ギリシャの都市名で、現トルコのベルガマ。
ゼウスの祭壇
19世紀後半にドイツ人がベルガマで発見した古代ヘレニズム期のペルガモン王国の遺跡。
その中にあった「ゼウスの大祭壇」を持ち帰ってきたものが、博物館を入って一番に目に入る場所にあります。
紀元前180~159年のもので、高さ9.66m。装飾はギリシャの神々と巨人たちとの戦いをテーマにしたものが彫り込まれています。
中央にある幅20メートルの大階段を上がった上は、生贄を捧げる場所だったとか、、、
ミレトスの市場門
ミトレスは現トルコの西海岸にあった古代都市。
この市場門は紀元前120年頃のローマ皇帝ハドリアヌス時代のもので、高さは約10m、幅は約30m。いかにもローマっぽい外観です。
模型の赤枠の場所がミレトスの市場門。そのほかのエリアも気になります。
ローマの植民地だけあって、立派なモザイクもありました。
そして、私が見たかったのはコレ♡
イシュタール門
古代国家バビロニアの首都バビロンにあった門は紀元前575年建設。バビロニアは、世界七不思議の一つバビロンの空中庭園やバベルの塔など謎に包まれた都市で、再現したものとは言え、その時代の実物大のモノを目にする事が出来るのはとても感動でした。
イシュタールとは戦いの女神。彼女を守っているのは聖なるライオン。門には青彩釉煉瓦の壁にライオンや、牛、馬、想像上の動物も描かれていて、とても綺麗です。
都市は巨大な壁で囲まれ、100ほどの門があったそうです。空中庭園へ行くには、このイシュタール門をくぐり、辿りついた空中庭園からはバベルの塔が見えていたとか。
巨大な壁は、敵から守るために高いだけではなく、美しいのも魅力です。
こんな感じだったそうです。ステキ!! クノッソス宮殿 も古代ロマンを感じましたが、イシュタール門を見てバビロニアも素敵だと思いました。
手前の通りは「ライオンの行列通り」。実際の通りの幅は20メートル以上、長さは180メートルだったそうです。館内の再現は、その1/3。
こんな高さの壁がある通りの間を歩き、空中庭園へ着いた時はどんな気持ちだったのでしょう。。。
まさにライオンだけの行列。色使いも美しいです。
本場イラクにもレプリカがあったそうですが空爆に遭ったそうです。。。なかなか見れないものが観賞できてよかったです。
名物の他には、ギリシャ、ローマ、中近東の遺跡や発掘品、古美術品が展示されています。
この辺りは新アッシリア。見ているだけでテンションは上がり、想像だけがふくらみます。
サマールの城門にあったライオン。この博物館は色々な門コレクションが楽しめます。
大きな石に彫られた興味深いデザイン。
とても不思議な文字。古代から人は指差ししてたんですね。なんだか親近感が湧きます。
何が仕舞われていたのか気になる鍵付きの箱。
とても繊細な装飾のお皿。
イスラム装飾は細かさに感心してしまいます。
文字がデザインになってる器。何と書かれているのでしょう。お寿司屋さんにある魚の種類の漢字が並んでいる湯呑みたいです。
柄が美しく気品さえ漂う絨毯。
シリアのアレッポ広間の壁。扉は木造。
ムシャッタ宮殿の正面
8世紀のウマイヤ朝で未完成のまま衰退。現在のヨルダンから30kmの所にあり、王の部屋や中庭、モスクなどがあったそうです。
レリーフが繊細過ぎて見入ってしまいます。どんな宮殿だったのかとても気になりました。
○ 食事
アレキサンダープラッツ駅前にギャレリアがあったので、最上階にあったビュッフェスタイルのレストランで野菜を補給しました。お会計は、お皿の大きさではなく重量でした。
腹八分だったのでギャレリアの一階にあったベーカリーでプリッツェル購入^^
イシュタール門は、また観に行きたいほど感動しました。ペルガモン博物館は展示されているものの規模が大きいものが多く、見応えがありました。
次は今年OPENした展望台を目指してロンドンです。
■ 旅の参考文献
復元されたイシュタール門だけでなく
素晴らしいコレクション揃いで、圧倒されますね!
by kuwachan (2013-09-01 08:09)
キレイな青い門ですね!素晴らしいモノぞろいですね。
いやぁ実物みてみたいです。
by みぃにゃん (2013-09-01 12:32)
> kuwachanサマ
はい、どれも見入ってしまう展示物が多く、特に門などの大きなコレクションは圧倒されました!
by pi (2013-10-05 20:17)
> みぃちゃんサマ
鮮やかな色合いで素敵な門でした☆ 規模が大き過ぎて、写真で見ていてわかってはいたものの、実物を前にして感動しました!
by pi (2013-10-05 20:21)