サン・タンドレーア大聖堂 - アマルフィ - (カンパニア州) [南イタリア]
● サン・タンドレーア大聖堂 - Duomo -
アマルフィの守護聖人「聖アンドレーア」が祀られている、サン・タンドレーア大聖堂。
9世紀に建造され13世紀まで拡張工事が続いた大聖堂は、アラブ・シチリア様式。18世紀にはバロック様式に改築されました。
鐘楼は13世紀のロマネスク様式が主体で、最上階と屋根のみアラブ・シチリア様式が取り入れられていてイスラム建築っぽくなっています。
階段上から見たドゥオモ広場。所狭しと商店が並ぶ目抜き通りの一番広いスペースです。
ドゥオモ広場からビーチへは目と鼻の先です。
大聖堂の玄関廊は、尖塔アーチでゴシック様式の列柱回廊になっています。
シマシマ模様がアラブっぽかったです。
大聖堂の青銅製の扉は10世紀にコンスタンティノープルでつくられたもの。
その上部には、聖アンドレーアを描いたモザイクがあります。
主祭壇の両脇には12~13世紀に造られた説教壇と燭台が置かれています。
痛々しいキリストが眠っていました。
高位聖職者が制式に儀式を執り行うときにかぶるミトラ(冠)などをはじめ、カトリックの儀式ではイエスの血を表す赤ワインをいれるカリス(聖杯)など、数点の展示物があります。
屏風?
下階へ降り、鉄で出来た十字をあしらった装飾の門を通り抜けた先は・・・
聖アンドレーアの聖遺体が安置されていると言われている墓室。
想像していたより豪華でビックリしました。
黒大理石の石像に金の王冠があしらわれた祭壇。
シャンデリアもピカピカ。最盛期時代の繁栄ぶりがうかがえます。
祭壇裏も手を抜いていない綺麗な装飾。
● 天国の回廊 - Chiostro del Paradiso -
こじんまりとした回廊は13世紀に建てられた上流階級の市民のための墓地。なので「天国の~」と言われているのでしょうか。
綺麗に残っているモザイクが回廊の一つの壁に集められて展示されていました。
回廊で囲まれた中庭。静かな時間が流れています。
わずかに残っている中世のフレスコ画。
顔の部分だけ削られているのが怖かったです。
半日ほどで観光できるアマルフィで、見どころでもある大聖堂は、外の喧騒とは別世界の静寂な空間でした。
次は、見晴らしの良い絶壁の上に建つ町「ラヴェッロ」です。
■ 旅の参考文献
アマルフィの守護聖人「聖アンドレーア」が祀られている、サン・タンドレーア大聖堂。
9世紀に建造され13世紀まで拡張工事が続いた大聖堂は、アラブ・シチリア様式。18世紀にはバロック様式に改築されました。
鐘楼は13世紀のロマネスク様式が主体で、最上階と屋根のみアラブ・シチリア様式が取り入れられていてイスラム建築っぽくなっています。
階段上から見たドゥオモ広場。所狭しと商店が並ぶ目抜き通りの一番広いスペースです。
ドゥオモ広場からビーチへは目と鼻の先です。
大聖堂の玄関廊は、尖塔アーチでゴシック様式の列柱回廊になっています。
シマシマ模様がアラブっぽかったです。
大聖堂の青銅製の扉は10世紀にコンスタンティノープルでつくられたもの。
その上部には、聖アンドレーアを描いたモザイクがあります。
主祭壇の両脇には12~13世紀に造られた説教壇と燭台が置かれています。
痛々しいキリストが眠っていました。
高位聖職者が制式に儀式を執り行うときにかぶるミトラ(冠)などをはじめ、カトリックの儀式ではイエスの血を表す赤ワインをいれるカリス(聖杯)など、数点の展示物があります。
屏風?
下階へ降り、鉄で出来た十字をあしらった装飾の門を通り抜けた先は・・・
聖アンドレーアの聖遺体が安置されていると言われている墓室。
想像していたより豪華でビックリしました。
黒大理石の石像に金の王冠があしらわれた祭壇。
シャンデリアもピカピカ。最盛期時代の繁栄ぶりがうかがえます。
祭壇裏も手を抜いていない綺麗な装飾。
● 天国の回廊 - Chiostro del Paradiso -
こじんまりとした回廊は13世紀に建てられた上流階級の市民のための墓地。なので「天国の~」と言われているのでしょうか。
綺麗に残っているモザイクが回廊の一つの壁に集められて展示されていました。
回廊で囲まれた中庭。静かな時間が流れています。
わずかに残っている中世のフレスコ画。
顔の部分だけ削られているのが怖かったです。
半日ほどで観光できるアマルフィで、見どころでもある大聖堂は、外の喧騒とは別世界の静寂な空間でした。
次は、見晴らしの良い絶壁の上に建つ町「ラヴェッロ」です。
■ 旅の参考文献
先日TVでアマルフィやってるのを、途中からですが見ていて
ますます行きたくなってしまいました!
縞々柄の建築はリグリアでも見かけますが、またちょっと雰囲気が
違うんですね~(’’)
ドゥオモ広場からちらっと見えてる海に、目が釘付けとなりました☆
by Pace (2011-01-17 23:55)
こんにちは。
荘厳な雰囲気の大聖堂ですね。
何回も建て替えられて、色々な様式が混ざり合っているところが
歴史を感じされてくれます。
こういうリゾート地は駆け足ではなくゆったりと過ごしたいですね(^_-)-☆
by kuwachan (2011-01-18 12:51)
> Paceさま
TVで見ると行きたくなる場所、たくさんありますねー(^◇^)
アラブ様式の建築物は、若干北より南の方が古そうなので、見比べるのも楽しいかもしれません。
ドゥオモ広場は、夜はライトアップされた大聖堂が眺められます。
by pi (2011-01-22 19:04)
> kuwachanさま
大聖堂は、複数の様式が混じっているところが見応えありました。
アマルフィ海岸エリアへは、ナポリから日帰りの方も多いようですが、先を急がない場合は、数日滞在するのもいいかもしれませんね☆
by pi (2011-01-22 19:20)
何世紀にもわたって拡張が続いただけあって、隅々まで見ごたえ充分ですね!!
玄関回廊など、縞模様のアクセント(アラブ風)が興味深いです。
回廊というと、石の肌ざらついた質感そのままが、持ち味のようにも感じますが、
適度にカラフルなものも、華やかでいいですね♪
鐘楼の部分的デザインといい、イスラムとの文化交流などがあるのでしょうか。
かすれかけたフレスコ画。顔のない聖人(でいいのかな?)の意味も気になります。
それにしても大聖堂の後ろはもう崖!ロケーションが凄すぎる(@_@)
by 自由人 (2011-01-25 08:31)
イスラム建築を初めて見たのはドバイでしたが、これはこれで見応えがあり、その美しさにハマってモロッコへ行ってしまったほどです(^^ゞ
アマルフィのドゥオモは、アラブ人支配下の歴史を持つシチリアの建築物から影響を受け、アラブ・シチリア様式になっているようです。
顔のない聖人のフレスコ画は、キリスト教の国が他国の宗教の支配下になった時に、聖人の顔を削られた話を聞いたことがありますが、天国の回廊に関してはパンフレットに記載がなかったので未確認です。。。
ロケーションは、見応えのあるエリアですよ~~~☆
by pi (2011-02-01 20:12)