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アイト ベン ハッドゥ (モロッコ) [モロッコ王国]

Ait-Ben-Haddou
ワルザザードから西へ33km離れたところにある、アイト・ベン・ハッドゥ村。
マラケシュよりワルザザードまでは、車で片道4時間。マラケシュから離れると道の上に砂利が増え、ガタガタと揺れながらのアスレチックドライブになります。

クネクネした道を上りながら、車は広大なオート・アトラス山脈えを越えていきます。
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360度山々ヤマ。小さな村を何度も何度も通り過ぎて行きます。
道のり②.jpg 道のり①.jpg

アイト・ベン・ハッドゥに近づくと緑の数が減ってきて、砂漠地帯に近づいてきたことを感じました。
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アイト・ベン・ハッドゥ
今から500年ほど前、イスラム勢力から逃れてきたベルベル人によって築かれたクサル。
クサルとは要塞化された村で、複数の家族が住んでいます。現在は6世帯ほどのベルベル人が居住しています。
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何もない荒涼に、ポツンと赤褐色の要塞村が独特な美しさをかもしだしてそびえ立っています。離れたところからみるとディズニーのアトラクションの一部のようにも見えましたが、近づくにつれて建物のすばらしさを感じてきます。「グラディエーター」「キングダムオブヘブン」「アラビアのロレンス」など、いろいろな映画のロケ地になったのも納得の村です。

ラクダ.jpg ロバ.jpg
ラクダにロバに、日本ではあまり見かけない動物が日常の生活の中に溶け込んでいます。

建物は赤い泥土を練り固めてつくられていて、窓は少なく、室内や通路は暗く歩きにくかったのですが、これにはちゃんとした理由があり、侵入してきた敵の目が闇に慣れないうちに撃退するための作りにしているからだそうです。
内部①.jpg 内部②.jpg
内部に入って気づいた高い壁や塔。塔には、飾り窓にみせかけた銃眼もあります。

ベルベル人の住居を再現した場所があります。
寝室.jpg 台所.jpg
      - 寝室 -                  - 台所 -

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山羊や羊も飼われています。

扉.jpg たばこ.jpg
       - 玄関 -                  - 水たばこ -

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手前がアイト・ベン・ハッドゥ。向い側の新しい村には、プール付きのホテルや土産物店、かつてのアイト・ベン・ハッドゥ居住者が移り住んでいます。隣では、映画の撮影セットが組まれていました。

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音もなく、長閑です。

ワルザザード - Ouarzazate -
サハラ砂漠の玄関口で"音のないまち"という意味をもつ、ワルザザード。
「アレキサンダー」「ハムナプトラ」「ナイルの宝石」などの撮影にも使われて、2004年には映画村も完成しました。訪れた日の気温は40度超えで、肌にあたる日が痛かったです。

<左>ランチをしたレストラン・ラ・カスバ・エトワール前、ムハンマド5世通り。
ワルザザードのカスバ前.jpg ワルザザードのカスバ.jpg
<右>タウリストのカスバ - Kasbah de Taourirt -

食事
ハリラクスクス: ハリラはモロッコ版みそ汁。味はミネストローネな感じで美味しかったです。アフリカ料理の代表クスクスは、野菜がたっぷりで美味しかったです。
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人里離れたところにあるアイト・ベン・ハッドゥは、一見の価値はある世界遺産だと思いました。
マラケシュから日帰りで行きましたが、体力的にかなりハードでした。始めはレンタカーで運転していく勢いでしたが、現地ツアーに申し込んでよかったとつくづく思いました。

旅の参考文献
   
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