SSブログ

イムディーナとラバト (マルタ島) [マルタ共和国]

Mdina & Rabat
マルタ島の中心部の小高い丘の上にたたずむ町、イムディーナとラバト。
青銅時代からの歴史があるイムディーナはアラビア語で「城壁の町」という意味を持ち、その外に広がる町がラバトになります。

イムディーナ
イムディーナのバスターミナルから草木が茂る公園を通り抜けると、メイン・ゲートが見えてきます。
メイン・ゲート - Main Gate -
イムディーナへ入る3ヵ所の入口のうち、一番装飾が豊かなバロック様式の門で、1724年に騎士団長マノエル・ドゥ・ヴィヘーナにより建造されたもの。騎士団の紋章が刻まれています。
0.jpg

ヴィヘーナ邸 - Palazzo Vihena -
メイン・ゲートを抜けた右手に建つ、1730年建造のバロック様式の館。
1973年から博物館が置かれています。
1.jpg

「静寂の町」と言われているのに納得する町並み。
3.jpg4.jpg

バロック様式の建物が連なっていて、耳を澄ますと響き渡る馬の蹄音が聞こえてきそうです。
5.jpg6.jpg
- 「ん゛ん、重い」「肩が凝る」と思わされる柱 -          - 気になる渡り廊下 -

7.jpg8.jpg
奥に見える看板は、夜のみ開いてるレストランです。

大聖堂 - The Cathedral -
セイント・ポール広場の一角に建つ大聖堂は、マルタの建築家ガッファによって17世紀に建造。
        9.jpg
                - バロック様式のファザードに二つの鐘楼 -

10.jpg11.jpg
内部はラテン十字で、天井のフレスコ画は18世紀、クーポラのフレスコ画は20世紀のもの。

1.jpg2.jpg
中央身廊の両脇に礼拝堂があります。

3.jpg4.jpg
聖ヨハネ大聖堂と同じく床は色大理石の墓碑が敷き詰められていて、一枚ずつ確かめるように見ていると、アッという間に時間が過ぎていました。

ラバト
アラビア語で「町」という、そのままの意味をもつラバト。イムディーナよりも観光客は少なかったです。
5.jpg6.jpg

聖パウロ教会 - St.Paul's Church -
17世紀に建てられたバロック様式の教会で、イムディーナの大聖堂と同じくロレンツォ・ガッファの設計です。
18.jpg

内部はマッティア・プレーティのフレスコ画で飾られています。
19.jpg20.jpg
礼拝堂の右側にある地下への階段を下りると、難破した聖パウロが隠れていたと言われている「聖パウロの洞窟」があります。その名の通り、階段を降りると洞窟のような空間がありました。

聖パウロの地下墓地 - St.Paul's Catacombs -
マルタ一番の規模を誇るカタコンベ(地下墓地)で、4~6世紀にキリスト教徒が埋葬されました。扉を開けるとすぐに下り階段があり、下りると埋葬の際に会葬者が別れの食事をしたと言われている大きな岩を使った机「アガペ・テーブル」や、未だ解明されてないという窪みがたくさんありました。
21.jpg22.jpg
1,000にもなる墓地が連なり、いくつもの部屋に分かれていて地下都市のように奥まで続いていました。観光客がチラホラいたので暗いながらも狭い地下道を奥に進めましたが、人があまり居なければかなりの肝試しになると思います。

食事
魚介の日々が続いたので、久しぶりに食べたハンバーガー。パンが固めでした。
23.jpg
歩き過ぎで物足りなかったのか、追加オーダーしたタルトも完食。

イムディーナはひっそりと佇む情緒のある町で、バレッタと違った風景が楽しめます。京都の祇園と言ったところでしょうか。町としてはバレッタよりも歴史があり、14~19世紀の展示物が並ぶ大聖堂付属の博物館もあるので、時間があればユックリ立ち寄りたいエリアです。

旅の参考文献
   
nice!(1)  コメント(2) 

nice! 1

コメント 2

履歴書バイブル

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
by 履歴書バイブル (2013-11-21 11:23) 

pi

> 履歴書バイブルさま
ありがとうございます。
また遊びにいらしてください!
by pi (2013-11-24 20:15) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。