ペルージャ (ウンブリア州) [イタリア]
■ Perugia
古代エトルリア時代からの重要な都市、ペルージャ。
南イタリアのギリシャ文化とほぼ同時代に、中部イタリア地方にはエトルリア人の都市が建設されていましたが、紀元前1世紀に初代ローマ皇帝のアウグストゥスに敗れてしまいました。BC3~4世紀に作られたとされる城壁が今も残っており、エトルリア門にはアウグストゥスの名が刻まれています。
現在は、ウンブリア州の州都。青★マークでおなじみのチョコレート、ペルジーナ社があり、ヨーロッパ最大のチョコレートの祭典であるユーロ・チョコレートが秋に開催されています。
ローマからは列車で約2時間ちょっと。駅から小高い丘にある町へは約1kmほどです。
中世の町並みは、幻想の世界へと迷い込んだようです。
- イタリア広場前にある県庁 -
県庁の裏手には、旧市街を見下ろせる展望台がありました。
県庁から伸びる広い通り、コルソ・ヴァヌッティ通り(Corso Vannucci) には、11月4日広場に突き当たるまで、いろいろなお店が建ち並んでいます。そこで、チョコレートとケーキを入手☆
写真は店内にて。中身は写真を撮る前に食べてしまいました・・・^^;
●プリオーリ宮 - Pal. dei Priori -
市庁舎として使われており、4階はウンブリア派の絵画などを展示した「国立ウンブリア美術館」があります。その中でウンブリアを代表するピエロ・デッラ・フランテェスカ作の”サンタントニオ祭壇画”が至宝です。
市庁内では、音楽隊が合奏されていました。
11月4日広場(P.za Ⅳ Novembre)にあるニコラ・ピサーノ作の大噴水(Fontana Maggiore)と、背後にはドゥオーモ。
ドゥオーモ内は、シャンデリアに点された明かりが、素敵な空間を作っていました。
○食事
- バルサミコがかかったコッパ - - ポルチーニ茸のスパゲティ -
ペルージャは”閑静な中世の面影を残す町”という印象を受けました。外国人のためのイタリア講座が受けられるペルージャ大学もあり、観光地というよりは静かに暮らす町という空気が流れていました。
■ 旅の参考文献
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